生まれる前に決めたこと

~自分の使命を探して~

就職活動 vol.2-9

3月中旬。

第二陣で応募した企業のエントリーシートが届き始めた。

第一陣の応募分は見事に撃沈してしまった訳だが、それ故に外に出るスケジュールが

ぽっかりと空いてしまう。

しかしながらそれは今までの就活を振り返るという意味では、貴重な空き時間であっ

た。

取りあえず第一陣の応募分を通して気付いたことは、

1.自己分析の掘り下げが不十分。

  生まれてから21年間を通しての出来事・感情を丁寧に拾い、自分の能力・強み・興

  味を理解する。

2.就活は色々な業界を探訪する機会ではなく、就職先を勝ち取る為の活動。

  業界探訪は全くの無駄とは言えないが、それを目的としてはならない。

3.自分のスペック、キャパティを鑑みると選択と集中が必要。

4.適性検査は出来ていなければ普通に落ちる。

 

たった4つ、今から思えば至極当たり前のことばかりであるが、これらの気づきは勘違

いの塊で誤った僕の就職観をぶち壊してくれる、とても有難いものだった。

 

その後に受ける企業については、第一陣応募分の経験・フィーリングも踏まえてざっく

り2つに絞った。

1つ目はメーカー。

2つ目は地場の企業。

メーカーと言っても素材・化学・機械・食品・スポーツ用品等幅広くあるので、まだま

だアバウトで曖昧ではあるが、それでも業界研究・企業研究に費やせる時間は大幅に増

えた。

また同じ分類の企業であれば調べれば調べる程散り散りの知識が繋がり、相乗効果を得

られるようになった。

合わせて自己分析も再度腰を据えてやり直し、第一陣の応募分を比べると、エントリー

シート出来栄えは充実しだし、書類審査の通過率は格段にアップするようになったの

だ。

 

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言葉 No.3

夢を見ることができるなら、それを実現する能力が備わっている証しだ。

 

-Walt Disney-

 

就職活動 vol.2-8

そんな訳で第一陣の応募分は見事に撃沈してしまった訳だが、今回は少し脱線して2000

就職氷河期の学生を取り巻く就活状況を、少しだけ振り返ろうと思う。

 

瞼を閉じて真っ先に思い浮かぶことは、

『とにかく採用予定人数が少なかった。』

ということだ。

東洋経済ONLINEの『最新!「新卒を多く採用する」200社ランキング』を見てみると、

僕達の頃と全然違うなとしみじみと思う。

まさに天と地の差だ。

おぼろげな記憶ではあるが、都市銀行や超大手メーカーのような採用数の多い所でもせ

ぜい2,300名程度。

多くは100名以下の厳選採用で、100名規模で採用していたところが

『今回は一桁しか採用しません。』

というケースも多かった。

当然採用予定数『ゼロ』という企業もざらにあり、チャンスすら与えて貰えなかったの

である。

ちなみに大きい所で言うと、記憶が正しければ、その年のNTTの採用予定数はゼロだっ

たはずである。

 

そんな状況だから、会社説明会はどこに行っても満員御礼。

言い方が悪いがランクを落としてみても満員御礼。

スケジュールが若干遅れて始まる地場の企業であっても満員御礼。

さすがにその中には京都大学大阪大学の学生は見当たらないものの、同じくらいのラ

ンクに位置付けされている大学の学生は当然ながら、有力国公立大学の学生も数多く見

受けられた。

 

説明会に参加して企業から言われることといえば、

『私達は即戦力として活躍出来る学生を求めています。』

とか

『利益貢献出来ない学生はいりません。』

とか

『会社の方針を理解し、個々が経営者の視点を持って活躍されることを期待します。』

とか・・・。

 

『それ、新卒採用試験を受けに来ている学生に言うことですか?

あんた達が就活している時にそんなこと言われましたか?』

と思わず聞き返したくなる言葉ばかりであるが、

しかしそれが2000年就職氷河期という不遇の時代に、就職活動をせざるを得なかった学

の現実なのである。

 

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就職活動 vol.2-7

ただそんなエントリーシートの通過状況でも、少ない割合ではあるが1次選考に進むこ

とが出来たのは、まがりなりにも関西における上位私立大学というネームバリューのお

かげだろう。

しかしながら就活の取り組み方に対する勘違いにより、運良く生き残った数少ない企業

を僕は見事に殺してしまうのである。

それは、

 

適性試験を甘く見てしまったこと』だ。 (就職活動 vol.2-4参照)

 

その当時の僕は本当に恥ずかしながら、適性試験というものは、試験というのは名ばか

りで低レベル大学の学生をはじく為の体の良い通過儀礼だと真剣に思っていた。

だから僕は

『まあ7割程度出来れば十分だろう。』

と考えていたので、特に試験対策もしていなかった。

実際のところの出来栄えとしても、大方の予想通り7割程度は出来ていたと思う。

 

これが売り手市場であれば、僕の本当に恥ずかしい私見通りだったかもしれない。

しかしながら超買い手市場の就職氷河期においては全く違った。

 

そこそこ程度の出来栄えでは落ちるのである。

上位私立大学でも出来ていなければ落ちるのである。

容赦なく落ちるのである。

ものの見事に片っ端から・・・。

 

唯一の救いは結果が長くても1週間以内には分かるので、

適性試験でも普通に落ちるのか。』

と早くに気付かせてくれたことか。

 

そういう訳で就職先として人気ある企業が多数を占めていた第一陣の応募分について

は、そのほとんどは面接にすらたどり着くことが出来ず消えていったのである。

 

ちなみに奇跡的に面接まで漕ぎつけた企業もほんの僅かではあるが、あるにはあった。

しかしながら面接はエントリーシートを基に行われる。

僕のエントリーシートはあの『通り一遍』な内容だ。

それでいて面接で自分というものを巧く表現できるほど、自己分析が出来ていなければ

プレゼンテーション能力がある訳でもない。

4,5人程度のグループ面接であったが、面接官は僕を掘り下げることの意味を見いだせ

なかったのだろう。

面接のキャッチボールのターンが、他の学生と比べて少ないことは明らかであった。

そして結果は当然『不合格』であった。

 

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就職活動 vol.2-6

『受けられる企業は何社だって受ける。』

『なるべく有名企業からスケジュールを埋めていく。提出書類を仕上げていく。』

というスタンスの影響は徐々に出始める。

 

一番の影響はと言えば、やはりエントリーシートの書類審査が通らないということだ

ろう。

エントリーシートは大きく3つのことを問われる。

 

まず1つ目としては、学生の経歴・能力的な部分を問う質問。

例えば自身の長所といった自己PR。

学生時代に打ち込んだこと。

誰にも負けない自分の強み。

これまでの人生において経験した困難とそれをどう乗り越えたのか?等々。

 

次に2つ目としては、学生の知識や想像力を問う質問。

例えば10円を10,000円で買ってもらうにはどうしますか?

自分をアニメのキャラクターに置き換えると誰ですか?

売上が低迷している商店を復活させるにはどうしますか?

50年後の〇〇はどのようになっていると思いますか?等々。

 

そして最後に3つ目としては、学生の熱意を問う質問。

例えば何故この業界を志望されるのですか?

何故他社ではなく弊社を志望されるのですか?

弊社ではどんな仕事がしたいですか?

弊社に入社して10年後のあなたはどのようになっていると思いますか?等々

 

明らかに言えることは、学生の熱意を問う質問でのアピールが全く出来ていなかった。

節操なくキャリアセンターからの『色々な業界を見られる良い機会です。』という言葉

を鵜呑みにした結果、僕の内容は一言で言うと、

 

『通り一遍』

 

エントリーシートはその質問に対する回答をもって、その受験者が持っている能力・熱

意・人柄・思い・夢・希望などを生々しく表現しなければならない。

またそれぞれ独立した質問を絡み合わせ筋の通ったものにし、エントリーシート

物語名『私』というトーリーに仕立て上げなければならない。

何万枚ものエントリーシートを数分。

下手したら数十秒で見極めていく状況の中で、私のエントリーシートはきっとどこにも

着目されることなく、不採用の箱に投げ捨てられていたことだろう。

 

そして僕の誤ったスタンスにより無駄に忙しい毎日。

フィードバックが全く追い付かない。

フィードバックが疎かであるが故に内容が練込まれず、ブラッシュアップに至らない。

結果、私は当分の間、書類審査の通らなさに頭を抱えることになる。

 

その後、なんとか就活との向き合い方の間違いに気づき、それなりに充実した内容のエ

ントリーシートを書けるようになるまでに約2ヶ月弱。

限られた期間、超買い手市場の状況下において、この2ヶ月のロスは余りにも大きかっ

た。

 

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